「昔ながらの味噌ラーメンを味わいたい!」そんな方におすすめしたいのが、埼玉県川口市にある「コシ屋」です。
長年にわたって地元の人々に愛されるこのお店は、昭和の雰囲気を感じさせる佇まいと、こだわりのスープが魅力。
今回は、実際に訪れて味わったラーメンの感想やお店の特徴を、詳しくお届けします。
コシ屋とは
埼玉県川口市にある「コシ屋」は、昔ながらの味噌ラーメンが自慢の老舗ラーメン店です。
長年にわたり地元の人々に愛され続け、シンプルながらも深い味わいの一杯を提供しています。店内はカウンター席のみのこぢんまりとした空間で、昭和の雰囲気が残る佇まいが魅力です。
特に人気の味噌ラーメンは、コクのあるスープともちもちの縮れ麺が特徴で、幅広い世代に親しまれています。開店直後から行列ができることも多く、ラーメン好きなら一度は訪れたい名店です。
アクセス方法
コシ屋は埼玉県川口市西青木に位置し、最寄り駅はJR京浜東北線「西川口駅」です。
駅東口から徒歩約10分の距離にあり、道中にはコンビニや小さな商店が点在しています。
バスを利用する場合は、「西青木一丁目」バス停が最寄りとなり、そこから徒歩約3分です。
カウンター席7席のみの店内
コシ屋は昭和の風情を感じさせる昔ながらのラーメン店です。店内はカウンターのみ7席で、店主と奥様の二人で切り盛りされています。
壁には多数のサイン色紙が貼られ、地元の常連客に愛されていることがうかがえます。
開店直後に訪問しましたが、すでに満席で、外には3人ほどの待ち客がいました。回転は比較的早く、10分ほどで入店できました。店内はやや年季を感じますが、清潔に保たれています。
人気メニューと値段
メニューはシンプルで、特に味噌ラーメン(900円)が看板メニューです。他には、醤油ラーメン(800円)、塩ラーメン(800円)、じゃんめん(1,000円)、味噌じゃんめん(1,100円)、つけめん(1,100円)などがラインナップされています。
トッピングの味玉や大盛りは各100円で追加可能です。飲み物はビール(スーパードライ600円)、ジュース(コーラ・オレンジ各200円)があります。
「味噌らーめん 900円」を食べた味の感想
今回はお店の名物である「味噌らーめん(900円)」を注文し、オーダーしてから5分ほどで味噌ラーメンが提供されました。
見た目は王道の札幌味噌ラーメンスタイルで、具材には大きめのチャーシュー、もやし、メンマ、刻みネギ、キクラゲがのっています。スープの表面にはほんのりとラードが浮かび、熱々の状態をキープしています。
まずスープを一口。動物系のダシと香味野菜の甘みがしっかりと溶け込んだ、まろやかでコクのある味わいです。白味噌ベースながら甘さは控えめで、塩味とのバランスが絶妙です。濃すぎず、しかし物足りなさも感じさせない、丁寧に仕込まれたスープでした。途中で卓上のニンニクや一味を加えることで、味変も楽しめます。
麺は黄色い中太ちぢれ麺。しっかりとスープを絡め取り、食感も程よくプリプリしています。硬すぎず柔らかすぎず、まさに味噌ラーメンに最適な茹で加減です。ボリュームも十分で、大盛りにしなくても満足できる量でした。
チャーシューは巻きバラタイプで、厚みは控えめながらも口の中でほろっと崩れる柔らかさ。しっかりと煮込まれ、脂身の甘みがスープに溶け出しています。もやしはややクタッとした仕上がりで、スープとの一体感があります。メンマとキクラゲが良いアクセントになっており、食感の変化を楽しめます。
全体的に、派手さはないものの、どこか懐かしさを感じる昔ながらの味噌ラーメンでした。食べ終わる頃にはスープまで飲み干したくなるほど、優しくも満足感のある一杯です。
残念だった所・注意点
クチコミによると、接客の対応に関してはやや賛否が分かれるようです。店主や奥様からの「いらっしゃいませ」などの声かけがないこともあり、初訪問の方は少し戸惑うかもしれません。ただし、決して不快な態度ではなく、必要最低限のやり取りでスムーズに提供するスタイルのようです。
また、スープの味が比較的あっさりしているため、濃い味を求める人には物足りないと感じるかもしれません。卓上調味料のニンニクや七味で調整すると、より自分好みの味に仕上がります。
さらに、スープが無くなり次第営業終了となるため、夜の遅い時間に訪れる際は注意が必要です。特に週末は人気が高く、早めの来店をおすすめします。
総評
地元で長年愛され続ける「コシ屋」は、シンプルながらも深みのある味噌ラーメンが魅力です。濃厚すぎず、あっさりしすぎない絶妙なスープと、ほどよいコシのある縮れ麺が特徴で、最後まで飽きることなく楽しめます。
アクセスも良く、回転が早いので、時間帯を選べば比較的スムーズに入店できるのもポイント。老舗の味を求める方におすすめの一軒です。