埼玉県さいたま市中央区に位置する“喜久”は、地元で愛される町中華の名店。その評判を耳にし、今回は「肉ワンタン+半炒飯セット」を試してみました。このお店ならではの魅力や料理の味わいをたっぷりご紹介します。
昭和の温もりを感じる町中華「喜久」
昭和の時代から地元で愛され続ける「喜久」は、その魅力を訪れる誰もが感じ取れる名店です。赤い看板が目印のこのお店は、懐かしさと温かみが融合した特別な空間。家庭的な雰囲気と心のこもった料理で、訪れる人々を魅了しています。お腹を満たすだけでなく、心までホッとするような居心地の良さが、「また来たい」と思わせる理由です。どこか懐かしい味わいを求めて足を運ぶ人も多く、地元だけでなく遠方からのリピーターも少なくありません。
北浦和駅から徒歩10分
喜久はJR北浦和駅西口から徒歩約10分、国道17号線沿いにあります。赤い看板が目印で、中里交差点の近くに位置しています。駅からの距離はややありますが、散歩がてら訪れるにはちょうど良い距離です。また、周辺には静かな住宅街が広がっており、途中でちょっとした風景散策を楽しむこともできます。
平日でも行列あり
訪問したのは平日のランチタイム。お店に到着したのは11時45分でしたが、既に5人ほどの行列が。待つこと約30分で店内に案内されました。このお店は席数が少ないため、行列は避けられません。特に週末やランチタイムは、長めの待ち時間を覚悟しておきましょう。しかし、待ち時間中に他のお客様が談笑している様子を見ていると、このお店が地元の人々にとってどれだけ愛されているのかを感じることができました。
店内は昭和の雰囲気
店内は非常にコンパクトで、カウンター4席と座敷の4人用テーブルが2卓。レトロな昭和の雰囲気が漂い、どこか懐かしい気持ちになります。壁にはメニューが並び、常連客らしき人々の笑い声が響く、地元に根付いたアットホームな空間です。特に、壁に飾られた古びた写真やポスターが、昭和の懐かしい雰囲気を引き立てています。テーブルの上には調味料や箸が整然と置かれ、細やかな気配りが感じられます。
ラーメン+半炒飯セット(1,100円)レビュー
まず運ばれてきたのは半炒飯。名前は“半”ですが、実際は1人前以上のボリュームで驚きました。一口食べると、しっとり感とパラパラ感が絶妙に調和。ラードのコクがしっかり感じられ、チャーシューやネギ、卵の風味が口の中に広がります。塩味は控えめながら、素材の旨みが際立ち、何度でも箸が進む味わいでした。この炒飯は一見シンプルながら、職人技が光る一品で、食べるごとに新たな発見があります。
続いて登場したのがオーソドックスなラーメンで、具材にはチャーシューとメンマ、海苔、ネギがあります。スープは醤油ベースでほんのりとした生姜の香りが漂い、身体をじんわりと温めてくれます。味は優しい風味なので、炒飯の濃厚な味わいとよく合い、組み合わせは絶妙。片方が重すぎず、片方が淡泊すぎない絶妙なバランスで、最後まで飽きることなく楽しめました。
他の人気メニュー
喜久では、「海老ワンタン麺」や「五目中華丼」も高い人気を誇ります。特に海老ワンタン麺は、プリプリの海老が丸ごと入ったワンタンが特徴で、多くの常連が注文する一品です。また、餃子やもやしラーメンもおすすめで、一度食べたらリピートしたくなる味わいです。さらに、季節限定の「冷やし中華」も評判が良く、暑い季節には多くの人がこれを目当てに訪れます。
現金払いのみ可
支払いは現金のみです。カードや電子マネーには対応していないため、事前に準備をしておくと安心です。最近ではキャッシュレス決済が主流になっていますが、このお店では昭和の雰囲気を大切にしているためか、現金払いが主流となっています。
まとめ
喜久の「肉ワンタン+半炒飯セット」は、ボリューム、味、コストパフォーマンスの三拍子が揃った大満足のメニューでした。昭和の雰囲気漂う店内で味わう絶品料理は、心もお腹も満たしてくれます。待ち時間は覚悟が必要ですが、それだけの価値がある一品です。また、スタッフの丁寧な接客やお店の清潔感も、訪れる人々にとって魅力的な要素です。
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住所: 埼玉県さいたま市中央区新中里1丁目14−17
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営業時間: 昼の部 11:30–14:30 / 夜の部 17:30–21:00
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定休日: 水曜日
このお店は特別な日ではなくても気軽に訪れたくなる、そんな日常の中のご褒美のような存在です。