「武蔵野うどん」の魅力を存分に楽しめる店として名高い、大宮にある人気店「手打ち 地粉屋 駕籠休み」。うどん好きの心を掴んで離さないこのお店で、今回は名物の「肉汁うどん(並盛・880円)」をいただいてきました。手打ち麺の香りとコシ、そして特製つけ汁との絶妙なバランス。まるで麺そのものが語りかけてくるような一皿に出会える、そんなお店の体験をお届けします。
自家製麺の風味豊かな手打ちうどん店「駕籠休み」
さいたま市にある「手打ち 地粉屋 駕籠休み」は、地元産の小麦粉を使用した手打ちうどんが特徴のうどん専門店です。毎日手作業で打たれるうどんは、コシが強く、のど越しも良いと評判。出汁は丁寧に煮出された和風の優しい味で、うどんとの相性は抜群です。メニューはシンプルでありながら、食材一つ一つの旨味がしっかりと感じられます。落ち着いた店内で、温かいもりうどんやつけうどんを堪能できる、地元の人々にも愛されている名店です。
大宮駅から徒歩15分
「手打ち 地粉屋 駕籠休み」は、大宮駅東口から徒歩約15分の場所に位置しています。駅から少し距離がありますが、近くには駐車場も完備されており、車での訪問も可能です。周辺にはコインパーキングもいくつかあり、提携駐車場を利用すれば1時間無料のサービスも受けられるので安心です。
今回は大宮駅から徒歩で伺いましたが、さいたま新都心駅からも近いので、京浜東北線を利用している方なら、さいたま新都心駅からのアクセスがオススメです。
行列必至
この店の名物メニューを味わうには、開店前から並ぶのが鉄則。訪問した土曜日の朝9時前には、すでに8名が並んでおり、10時の開店時には約37名の行列ができていました。早めに並ぶほど選べるメニューの幅が広がりますが、整理券制を導入しているため、並びながらのんびり待てるのは好印象です。ただし、開店1時間後には手打ち麺が売り切れることもあるので要注意。
セルフサービス
店内は明るく広々としており、カウンター席が12席、テーブル席が6卓あります。セルフサービス形式が採用されており、席に座った後に整理券番号順で注文。料理ができあがると席番号で呼ばれる仕組みです。客席にはポットが設置されていて、自由に水やお茶を楽しめるのも嬉しいポイント。ただし、給水機周辺の動線がやや混み合うことがあるため、注意が必要です。
肉汁うどん 並盛880円レビュー
さて、いよいよ本題の「肉汁うどん 並盛」。手打ちのうどんは見た目からして魅力的で、太さがやや不揃いながらも、光沢がありツヤツヤと輝いています。一口すすれば、もちもちとした食感とむっちりした弾力が口いっぱいに広がり、小麦の風味が香ばしく感じられます。並盛でも400gのボリュームは十分で、食べ応えが抜群です。
つけ汁は、鰹、昆布、煮干しの出汁をベースに、甘みのある豚バラ肉とネギがたっぷり入っています。肉の旨みと野菜の甘さが引き立つ絶妙なバランスで、見た目以上にあっさりとした味わいが特徴です。しっかりした麺とつけ汁が絡み合い、一度すすれば止まらなくなる美味しさ。
ただ、他店と比較するとパンチのある濃厚さは控えめ。例えば「藤店うどん」のような豚肉のボリューム感や濃厚なタレを求める方には、やや物足りないかもしれません。その分、麺自体の美味しさを堪能するには最適な一杯といえるでしょう。
また、舞茸天ぷらも一緒に注文しましたが、こちらはカリッと揚がった衣の中にキノコの旨みが凝縮されており、うどんと合わせると絶品でした。
豪麺や丼ものも人気
この店では肉汁うどん以外にも「豪麺(ゴーメン)」や「力丼」などの個性的なメニューが人気です。特に「豪麺」はラーメンのような細麺スタイルで、しっかりとした歯ごたえとツルツルとした舌触りが特徴。つけ麺好きの方には特におすすめです。また、丼ものや天ぷら類も評判が高いですが、開店後すぐに売り切れることが多いため、早めの来店が必須です。
支払いは現金のみ
支払いは現金のみ対応しています。クレジットカードや電子マネーは利用できないため、事前に準備しておくとスムーズです。
最後に
「手打ち 地粉屋 駕籠休み」は、シンプルながらも麺の美味しさを存分に堪能できるお店です。肉汁うどんは万人受けする味わいで、小麦の香りや歯応えを大切にした丁寧な一杯。濃厚な味付けを求める人にはやや控えめかもしれませんが、素材の風味をしっかりと楽しみたい方にはぴったりです。早朝から並ぶ価値が十分にあり、うどん好きなら一度は訪れるべき名店と言えるでしょう。
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住所: 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町2丁目108-12
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営業時間: 10:00–15:00(麺がなくなり次第終了)
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定休日: 無し
早めの時間に訪れて、行列に並びながら期待感を膨らませてください。手打ち麺の美味しさがきっと心に残るはずです!